就職活動は,これまでの人生で一番辛いイベントだった
就職活動は,これまでの人生で一番辛いイベントだった。
理由は2つある。
1つ目は,自分が望む理想と実際の結果に差があったから。
2つ目は,シンプルに就活をナメてかかっていたから。
大学受験までは,自分の成績が点数や偏差値として見えていたし,ある程度公平に評価されてきた。
就活では,学生の能力や会社の志望度から,面接の髪型,ESの証明写真まで,さまざまな尺度で評価される。
他の学生と数字で比べられず,自分の位置が見えにくいから,倍率が高い大企業にも入れるだろうと過信していた。
また,就活が始まる前,私は就活を完全にナメまくっていた。
受けていない企業=まだ落ちていない企業だと考え,受かる可能性は全然あるという謎の自信を持っていた。
少しでも大手の優遇ルートに乗ると,「内定取れたも当然」という顔をして面接を受け,その後連絡が途絶えた企業のなんと多いことか。
就活は,自分のメンタルとの戦いだ。
心が折られそうになるポイントは何度もある。
Webテストがうまくいかなかった時...。
一緒に就活をしていた友達が内定をもらったという報告を受け時...。
優遇ルートに乗っていたはずが,なぜか途中で連絡が途絶えた時...。
SNSで,自分がまだ結果待ちの企業の合格通知を受け取った就活生を見つけた時...。
面接で「素晴らしいESで,とても驚いています。ぜひ一緒に働きたいと思っています(ニッコリ)」と言われた後にお祈りメールを受け取った時...。
普段は病むことが全くない私も,就活で精神的に疲れてしまった時期があった。
大学のキャリアカウンセラーのおじいちゃんに優しい言葉をかけられて普通に泣いたこともあるし,ESを書くために入ったスタバの店員さんに「就活頑張れるおすすめの飲み物ありますか(泣)」と言ってしまったこともある。
面接練習をしてくれた社会人から,後日,私のいいところをまとめたメッセージが送られてきたこともある。
(多分,その時めちゃくちゃ追い詰められた顔をしてたためだと思われる。)
しかし,就活生には落ち込んでいる暇はない。就活の悩みや,就活をすることでしか解決しない。
落ち込んでいる間にエントリーの締め切りは容赦無く終わるし,企業説明会や面接の日程は動かすことはできないのだ。
こんな時にも,瞬時に立て直すメンタルが必要である。
(持ち駒を)失っても失っても,生きていくしかないのだ。どんなに打ちのめされようと。
就活は情報戦でもある。
これまでとは違い,社会に出る準備をしなくてはならない。
自ら人に頼り,情報を集めなければ,社会で生き抜くことはできない。
私は,大学のキャリアセンター,カウンセラー,先生,友達,就活コミュニティの仲間,SNS,親,親戚,OBOG,見ず知らずの社会人の力まで借りていた。
もし,私が1人で就職活動をしていたら,絶対に同じ結果は得られなかった。
メンタルケアにしろ,情報収集にしろ,就活生はもっと周囲の人を頼るべきである。
就職活動の成果は「周囲の力をどれだけ借りたかの総量で決まる」と誰かが言っていた。
就活は1人で乗り越えられるほど簡単ではない。
私も,就活生に力を貸す1人になりたいと思い,このブログを始める。
Twitter,やってます。
オンライン面接が始まってこっちのカメラがオンになった瞬間の表情をにこやかにしておくこと。むしろ、ZoomのURLをクリックする瞬間から笑顔を作っておくべき。
— 三木凛子@22 (@M46859247) 2021年10月31日